日本のソーシャルウェブには失望した

梅ちゃんっぽい表現が今はバズワードかなと思ったので、こんなタイトルにしてみた。

俺自身、SNSのプロダクト開発をもうかれこれ5年間やってきて、最近とても強く思うことは、世界と比較すると日本のSNS、ソーシャル系のサービスって、お遊び系、暇つぶし系としては非常に優れているが、ビジネス、自己実現などに活用できるソーシャルサービスで成功してるとこって皆無。

しかもmixi=SNSの構図を作り上げてしまったため(俺やオープンソースSNS会社の責任もある)ため、日本人はSNSを入れるイコールmixiのような状態をここまで作ってきてしまった。

当然mixiは優れたインターフェースを持ち、ユーザに幅広く支持された優良サイトではあるが、それをリスペクトするあまり、mixi以外のプレイヤーがほとんど出てこず、もばげ、greeといったお遊び系のSNSしかうまれてこない悲しい状態になってしまっている。

しかし仕事の関係上、ビジネスSNSでなんとかうまくやりたいという志高いお客様もいたが、国内でどうやってもうまくいかない。これならmixiでいいや的な状態になってしまう。そして今国内自体またSNSか的な状態になっている。(mixi的なインターフェースに飽きてるとも思える)

これを打開すべき方法を考えてはいるが、日本人特有の排他的な民族意識、2ch的な文化形成が大きく邪魔をしている気がしてならない。

特にマスコミがネット系を取り上げるときは、炎上、2chでたたかれるといったキーワードを使うため、匿名以外で何かを発信することにおびえてしまっている気がしてならない。

本来SNStwitterにせよfacebook、linkedInにせよ本名を公開してそこで今後の人生を形成していくものある必要があると俺は考えている。

そのような使い方を日本人ができるようになり、mixiアプリピクシブiphoneアプリといった個人が活躍できどこかに所属しなくても生きていける空間作りをマスコミや企業も含め、作り上げていく必要があると強く思う。

とりあえずtwitter,facebookなどを本名ベースで行動することをみんなに啓蒙して行こうと思う。